看護師が高収入を得ている理由

看護師は、高収入で経済的に安定しているイメージがあると思います。

基本給や手当や一般企業じゃ考えられないほどのボーナス。看護師という名前の響きもよく、褒められることはあれど、おとしめられることはありません。

ミスなどなければ定年一直線で、老後の心配もない――これらは何ひとつとして間違ってはいません。ですが、看護師の世界も厳しいらしいです。

　ある人から聞いた話ではまず、人間関係が挙げられます。男の看護師もそれなりに増えてきたとは言え、まだまだ女社会のようで……。

いわゆる“お局様”が幅を利かせているような職場も、当然のようにあります。気に入ってもらえなければ、それはもう執拗な嫌がらせを受けることもあるとか。

そのせいで、心労がたたって辞めてしまう人も後を絶たないようです。

　次に、勤務形態。介護（施設）のように、夕方16時前後から午前10時前後の拘束はそうそうありません。

しかし、昼から夜中にかけての準夜勤を終えて帰宅したかと思えば、翌朝は日勤がザラだったりします。

ハードな仕事をした翌日ぐらい、せめて半休は欲しいところですが、そうもいかない事情があるのでしょう。

　このように看護師という職業は高収入の裏で、尋常ではないほどの仕事をこなしているのです。

患者の命を助け、自らの命と精神を削っている様は尊敬すべきであり、高収入を得て当然だと私は思うのです。